1.同類項・次数・定数項

この記事では、xやyなどの文字が入った式について、同類項と次数と定数項の基本的な知識について解説します!

同類項の整理

同類項とは、変数の部分が同じ形をしている項のことです。たとえば、(3x)と(5x)は同類項ですが、(3x)と(3y)は同類項ではありません。

同類項の整理は、同じ変数部分を持つ項をまとめる操作です。具体的には、以下の手順で行います。

  1. 同じ変数部分を持つ項を探す: 例えば、(2x + 3y – x + 4y – 5)の中では、(2x)と(-x)、(3y)と(4y)が同類項です。
  2. 係数を足し合わせる: 同類項の係数を合計します。例えば、(2x)と(-x)をまとめると、((2 – 1)x = x)になります。
  3. 整理された式を得る: すべての同類項をまとめると、新しい式が得られます。先ほどの例では、(2x + 3y – x + 4y – 5)を整理すると、(x + 7y – 5)になります。

次数

次数とは、項の中で変数の指数の合計のことです。

  • 単項式の次数は、その項の変数の指数の合計です。例えば、(3x2 × y3)の次数は、(2 + 3 = 5)です。
  • 多項式の次数は、含まれる単項式の中で最も高い次数のものです。例えば、(2x3 + 3x2y + y2)の次数は、(x3)や(x2y)の次数である3です。また、[x]に着目したとき、上式の次数は(x3)の次数である3であり、逆に[y]に着目すると、(y2)の次数である2となります。

定数項

定数項とは、変数を含まない項のことです。例えば、式(3x2 + 2x + 5)では、(5)が定数項です。

例題:

  1. 式 (4x2 + 3x – 2 + x2 – 5x + 3) を同類項で整理し、次数と定数項を求める。
  • 同類項を整理:
    4x2 + x2 + 3x – 5x – 2 + 3
    = 5x2 – 2x + 1
  • 次数: (5x2)の次数である2
  • 定数項: 1

以上で、同類項の整理、次数、定数項についての基本は終了です!お疲れさまでした!

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